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文化学園オリジナル2026年壁掛けカレンダー

文化学園オリジナル2026年壁掛けカレンダー

商品コード2113000002450

製造元文化学園

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『アール・グー・ボーテ』誌から~ポール・ポワレの作品を中心に

2025年に文化学園は創立102年を迎えた。2026年のカレンダーには文化学園が創立された1920年代の色鮮やかなポショワール(ステンシル版画)の作品を、同年代に刊行されたモード誌『art gout beaute(アール・グー・ボーテ)』から選んでいる。 

同誌は1921年に創刊され、同年秋号までは『Les succes d'Art, Gout, Bon ton(レス・シュクセ・アール、グー・ボン・トン)』としてフランス・パリで刊行され、21年冬号に『art gout beaute:feuillets de l'elegance feminine(フュエ・ドゥ・エレガンス・フェミナン)』に改称されている。当初「芸術と趣味、そして上品さ」であった副題が「芸術と趣味、そして美しさ」へと変更され、イメージアップしたともいえる。

「feuillets de l'elegance feminine」の副題に沿ってか、「女性の優雅さの紙片」の意のように、全ページ四つ折りのまま綴じることなく、表紙をつけてひもがけした体裁を取っており、毎号8枚、1帖16ページで構成されている。

その紙面の美しさはアーティスト、挿絵画家のH・ルーイがディレクションを手がけ、彼自身による数多くの作品が別刷りで紙面を飾っている。その題材も狩猟、乗馬、テニス、ゴルフ、ヨットと多様化しつつある余暇の過ごし方や子育て、住環境の整え方といった実生活まで多岐にわたった。 2026年は多くのファッションイラストレーションの中から、1920年代のポール・ポワレの作品を中心に選んでいる。

ポワレは20世紀における最も重要なデザイナーの一人である。彼の功績は女性のファッションからコルセットを取り払ったことで語られることが多い。

ジャック・ドゥーセ、ウォルトのメゾンを経たのちに独立したポワレは、1903年に日本のきものから発想した直線的な袖の「孔子コート」、そしてコルセットではなくブラジャーを採用したハイウエストのドレス「ローラ・モンテス」を1906年に発表する。

翌年発表した第一帝政期(1804~15年)のエンパイア様式から発想したイブニングドレス「ジョセフィーヌ」もコルセットを必要としないスタイルだった。

彼はヨーロッパの古典文化やバレエ・リュスに見られるオリエンタリズムなどからデザインを発想し、それまでの女性ファッションの価値観を刷新する。

しかし第一次世界大戦後に大きく変わっていく時代の価値観に対応できずに、1920年代以降はメゾン経営に苦慮する。

そして、今回は1924年と1925年の作品を多く選んでいるが、1924年はレジオン・ド・ヌール勲章の受章と同時に、最初の破産を経験した年にもなる。

だがポワレとほかのデザイナーの作品を並置してみると、その違いは一目瞭然である。それは彼の作品が持つ確固たるアイデンティティによるものだと想像に難くない。
 

 

解説・キャプション翻訳/朝日 真、荒井 優輝(文化服装学院 西洋服装史)

サイズ:57×30cm
枚数:7枚(表紙を含む)